ミニサボテンがちっこくて愛おしいという感情と、大量に積まれた作業に対する恐怖の感情の2つが共存しています。来世です。

突然ですが、皆様は”wiki”,特にゲームのwikiを利用したことはありますか?

私は「Phigros」というゲームの公式wikiにおいて公式の編集者を務めているのですが、今回は編集する側の視点から「どういった思考でページの添削/編集をしているか」ということを書いていこうと思います。

あくまで一個人の考え方であること、「絶対にこれが正しい!」って言いたいわけではないこと、ゲームのジャンルによって変わってくることを念頭に置いて読んでいただければ幸いです。

・ページのレイアウトと隠し要素

ページのレイアウトは基本的に「閲覧者が何を知りたいか」を上から並べて、あとは見栄えの良いように整形されています。

ただし、例外として「隠し要素の解禁手順は一番上に置く」というパターンがあります。

隠し要素は大抵解禁手順が難解か、ゲーム内に全くヒントがない場合がほとんどであり、それを目的にwikiを見るという方が多いです。

ただ、そういった情報は下の方に書かれていると「ネタバレを踏まなければ見れない」という状況が発生します。

これは大体「解禁手順を見るのは大体1回くらいだし下の方にあっても良いでしょ」という思考の元でレイアウトされていることが多いです。

実際、ネタバレを食らっても大丈夫な状況であればそれは正解だと思います。(例えば、「隠し要素の概要が既にゲーム内で明らかにされているもの」「オマケ程度の隠し要素」など)

ページトップは一番目立つため、特別な理由がない限り、一度だけしか見ない解禁手順は下に置いておくべきだと思います。

問題は「これは解禁するまで何が出るか分からない」という手の物。ゲームの楽しみ方は千差万別なのでそういった人が全てではありませんが、「解禁までのワクワク感・サプライズへの期待」というのを大切にされている方も多くいると思います。

「解禁手順を見ようとwikiを見たらネタバレを食らってしまった…」みたいな事例を減らすために、隠し要素の解禁手順は上に置かれている事が多いです。

あとは、「解禁手順の謎解きを楽しみたいけど一部だけが分からない」という方向けに、手順ごとに分けて隠してある様なところもあります。

・情報の整理/文章の整形

基本的にwikiは誰でも編集できますが、皆が皆編集に慣れている訳ではないので、不必要な情報というのも偶に混じります。

それ自体は別に悪いことではないですし、wikiの編集に積極的な姿勢を取ってくれるというのは非常に嬉しいことです。が、wikiとして不必要な情報は残しても仕方ないため、そういった物を見つけたら丸ごと消したり、他の文章と良い感じに繋ぎ合わせるなどします。

→注釈機能の活用

「書いてあると嬉しいけれど、目立たせる必要がなかったり、レイアウトとして汚く見えてしまうもの」は注釈機能を活用しています。使っているwikiの仕様にもよりますが、だいたい「*¹」みたいなシンボルをクリック/マウスオーバーすると内容を見ることができるので、それを活用した形です。

視界に入ってくる無駄な情報というのはなるべく減らしたいので、豆知識的な物や、情報ソース等は大体注釈に書いてあったりします。(こちらのサイトに例を載せています。良ければ見てみて下さい。)

→折りたたみ式ブロックの活用

「書いてあると良い情報だけれど、ページの長さを無駄に取ってしまう」という場合等に使われます。(サンプル

・ページトップ

これは界隈やwikiによって何を載せるかが変わってきますが、私のところは「いろいろな情報が書かれた表」が載せられています。(参考

こういった細々とした情報を表組みでまとめておくと閲覧者は見やすく、後から情報を振り返りやすいというメリットがあります。

また、デザイン的にもページトップに表を置くやり方は良く、ヘッダー的な役割を果たしてくれますし、単純にページ自体の見栄えが良くなります。

…といった具合に色々書いてみましたが、とうでしょうか。

正直雰囲気でやってるところも沢山あり、言語化が難しいのであまり多くは書けませんが、少しでも知見を得ていただければ幸いです。

相変わらず文章が下手くそですね。

というわけで、アドベントカレンダーの15日目でした。

投稿者 Raise

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