たけすきーのユーザーが記事を書けるブログ、竹林ポータル開設。大変めでたいことだ。アカウントを作って2週間ほどの新入りだが、乗りたい、このビッグウェーブに。そんなわけで、筆を取った(スマホだが)次第である。仕組みが分かっておらず、読みづらいのはご容赦願いたい。

 突然だが、現在私は沖縄に住んでいる。仕事の都合で沖縄に移住することになり、親元を離れ、会社の金で初めて飛行機に乗った。沖縄に行けと言われた時はショックでニタニタ笑っていたのだが、実際住んでみれば、灰色の古ぼけた住宅街、素朴で家庭的な飯屋、その辺にある墓など、見慣れないものばかりで未だに興味は尽きない。住めば都とは正しい言葉だと思う。
 こうして慣れぬ土地で不真面目に働いている私だが、基本的には何がしたいか分からないまま大人になった、見た目は大人、頭脳は子供の逆コナンくんなので、年に2回は長期休暇を貰い、実家に帰っている。帰省は常に楽しみで素晴らしい話なのだが、それに際して毎度頭を悩ませることがある。お土産である。
 沖縄で日持ちするお土産といえば、ちんすこう、くんぺん、塩せんべい、紅芋タルトだろうか。美味しいのだが、何度も繰り返していけば飽きられるのは明らかである。しかも、家族の一人はお土産工場で働いている。例えば味付きのプリッツ(グリコ印なのかは知らない)だとか、プリントクッキーだとかは、系列の工場で他県のものも作っていたりするらしく、そういったものは歓迎され難い。たまにパッケージ不良や端数を持って帰って来たりするので、家は甘ったるいプリッツで溢れていた。私は必然的に、ちょっと高めだったり、独特なんじゃないかと思われるものを選ぶことになる。
 この経験(?)を活かして、代表的なお土産以外のおすすめを紹介しようと思う。正直なところ旅行でしか行かない場合は王道のお土産で事足りるとは思うが、美味しいので是非食べて欲しい(沖縄県民の皆さんも!)。食レポは分からないので、美味しそうに聞こえなかったらごめんなさい。

  • おもろ

https://fashioncandy.shop/shopdetail/000000000225/ct29/page1/recommend/

 なんばん往来(うまい)の底に付いている謎の生地(うまい)が上に付いているバージョンと思って貰えば想像しやすいと思う。あの生地の食感が全てを引き立てる。柔らかいケーキ生地ともベリーマッチ。うまい。
 黄金芋、紅芋味のあんと柑橘味のあんがあり、飽きない。夏季冬季で柑橘の味が変わるのもいい。シークヮーサーとたんかんを食い比べてフィーバーしよう。うまい。
 多分、お土産を扱う店ならどこでも売っている。うまい。

  • 黄金芋のきんつば

https://www.satofull.jp/products/detail.php?product_id=1007590

 カフェのスイーツなのだが、カフェの公式ページが見つからなかった。リンク先を見たらわかると思うが、ふるさと納税の返礼品もあるので、是非とも食べて欲しい。うまい。
 甘い芋の味が最高。ちょっとほくほく気味だったと思う。確か。うろ覚えで申し訳ないのだが、覚えていることは、あまあまあまあまあまあまあまいもいもいもいもいもいも!!!!!!ということだけだ。うまい。
 売っている店があまりない。空港に冷凍のものが売っているが、売り切れていることも多い。うまい。

  • しま豚ジャーキー

 お土産とか関係なしに買ってストックしている。これと並ぶジャーキーは日本に存在するのかよく分からない。うまい。
 主な調味料は塩胡椒と水飴。シンプルに濃い塩味に、粗挽き黒胡椒が最高である。うまい。
 恐らく肉の部位で食感にムラがあるのが気になる。しっかり乾いたところと、脂で少ししっとりしたところのどちらかが入っている。どちらもうまい。醤油などの味をつけるためのソースでしっとりしているわけではないので、あまりニチャニチャしないのもいい。うまい。
 胡椒が結構辛めなので、多分酒に合う。うまい。
 空港に一番近いイオンに売っている。空港で売っているかは知らない。うまい。

 この3点をおすすめしたい。まだ魅力的なお土産はあるのだが、それはまたの機会に紹介できたらと思う(あるのか?)。少しでも気になっていただけたら幸いである。
 こんな記事を書いておいてアレだが、職場へのお土産ならやはりちんすこうがマストだ。種類も多く、小分けにしやすいものが多いし、日持ちする。貴族のお菓子だったはずなのに、困ったときに丁度いいヤツみたいな扱いをしているのは、ちょっと申し訳ないと思う。美味しいとは思うのだが、コスパが良すぎる。
 どうでもいいが、ちんすこうのあのぎざぎざは割と最近できた形で、丸型が本来の形らしい。


竹林ポータルお題リレー

次に書く人は、好きな食べ物を教えて欲しいです。
かにさんより

 というわけで、好きな食べ物について書いていこうと思う。

 美味しいものは何でも好きだが、文字で書くときは大体同じものを答えている。
 明石焼きである。
 有名な食べ物なのかはよく分からないので一応説明する。出汁に浸して食べる、ふわふわとろとろ卵たっぷりのたこ焼きのようなものだ。
 私の出身は兵庫ではないが、高校最寄り駅の百貨店に小さい明石焼き屋があった。たこ焼きが好きだった(実家のたこパではたこ焼き奉行をしている)私はそれに興味を持ち、入学式だか授業参観だか、そういった折に親に買ってもらって食べたのが始まりだ。
 紅生姜を少しと三つ葉をたっぷり浮かせた出汁の中に、とろとろの生地が溶け込むのを見るのが好きだった。明石焼きを半分食べたら、一度出汁を全部飲んで、また継ぎ足して三つ葉と生姜を入れる。全部食べ終わったら、また出汁を飲み干す。いつも同じ手順で食べていた。
 明石焼き自体は意外と色んなところで食べられるのだが、薬味に三つ葉と紅生姜があって生地がとろとろ……というと、その店以外では食べたことがない。勿論たこ焼きと比べるととろとろなのだが、ちょっと表面が張っているなぁとか、薬味の種類が少ないなぁとか、そういうところが引っかかる。最初に食べたものが素晴らしすぎたのかも知れないが、最初に食べたものがあれでなければ、多分ここまで好きにもなっていないだろうとも思う。今でも実家に帰る前、予定の時間に間に合いそうであれば、途中下車してその明石焼き屋に寄っている。
 あまりメジャーな食べ物ではないのに、食べられる店もそこそこあるっちゃあるという現状は、喜ぶべきなのだろうか。食べられること自体は嬉しいが、明石焼きはこの程度で収まるUTSUWAではないはずだ。今も私は、兵庫では私の求める明石焼き屋で溢れているのではないか、そんな夢を見ながら生きている。

投稿者 99_Kagawa

海の向こうからこんにちは

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です