いつもお世話になっております。あるいは、お初にお目にかかります。
アンドロイド小鳥ゲーマー物書き(全長2m)、村崎と申します。
近頃、急に秋めいてきましたが皆様いかがお過ごしでしょうか?
きっと読書・スポーツ・趣味など、さまざまな興味関心ごとに興じられていることでしょう。
こちらは食の秋を楽しんでおります。
とは申しますものの、私は健啖家の逆位置にありますため、食自体というよりは食器を愛で、楽しんでいると言う方が正確です。
食器、楽しんでいますか?
食器が変わるだけで食事の味も少しずつ変わりいく、その淡い変化を楽しむのも食文化の一つだと若輩ながら心得ております。
では今回はお恥ずかしながら3点ばかり、お気に入りの器たちをご紹介させていただきたく存じます。
もう楽しんでいらっしゃる皆様にも、これから楽しむという皆様にも、どうかご笑覧いただけますと幸いでございます。

1点目
磁器のお茶碗。小ぶり、白地、ほどよい丸みと厚さ。
お散歩をして立ち寄った雑貨屋さんで見つけ、筆者の好きなポイントをこれでもかと突いてくる佇まいに思わず一目惚れしてお迎えしました。
白いごはんでも、炊き込みごはんでも何を入れても映える万能選手です。
普段自宅でご飯を食べる時は大体これを使います。愛しています。

2点目
磁器の長角皿。白岳窯さんという工房で作られた和食器だそうです。
魚を食べる時に切って小皿に盛るのも好きですが、やはり切り身をきれいに見せるなら長い平皿がほしい、と思い買い求めたものです。少しだけ嵩があるのでソースなど汁気があっても問題なしという点も◎
和食器ではあるもののやや雑味のある淡い灰色は食材に馴染みやすく、和洋中とシーンを選びません。お団子や生菓子、ケーキなど、おやつ時にも大活躍する一枚です。大好き。

3点目
(食器ではなく茶器ですが)ガラスのティーポット。今回ご紹介した中では一番の新入りで、母から贈られたものです。
透明なティーポットの良さはやはりお茶が抽出される様子を見ることが出来る点でしょう。紅茶、ハーブティー、日本茶など何を淹れても楽しくて美味しいです。一石百鳥。
口が広いので洗いやすいところも使い勝手の良さに拍車をかけます。一生一緒にいよう。
以上、拙宅の日常に色彩をくれる愛用品でした。
昨今は陶器や陶磁器の生産量が減っているらしく、この先近い将来、昔ながらの食器は庶民の手が届かない品になってしまう可能性があるそうです。
どうかそんな悲しく味気ない時代が来ないことを祈って、器のお話を結びます。
なお、かにさんからのご伝言につきまして。
次に書く人は、好きな食べ物を教えて欲しいです。
和食全般を好みますが、ここ数年はかぼちゃを甘く炊いたのが殊に好きです。
かつおと昆布の合わせ出汁にお醤油・本みりんを良い感じに入れて煮込むだけのかんたんなものですが大変美味しく、2日目以降は味がよく染みてお酒にも合います。
そろそろ旬の食材ですので、皆様もぜひお試しください。
末筆とはなりましたが、そろそろ季節の変わり目。風邪などお召しになられませんよう何卒ご自愛くださいませ。